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Englisth | 日本語

2017年9月22日金曜日

ヴィーガンになった

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僕はアレルギー体質だ。
それが先天的なものか後天的なものかはわからない。
喘息、花粉症、紫外線などなど。
これらを改善したいと思ったのは40歳前。
当然体質改善には食べ物だと、色々と研究した。
また当時は狂牛病なども世間をにぎわせていた頃だ。だから食料生産の事情も色々と調べた。
その時出した結論は「人間に近い哺乳類のたんぱく質を摂取しない」と言う事だ。
その時はまだ「ステーキもトンカツも我慢できるだろう」「寿司抜きで日本人はできない」とか「焼き鳥は外せない」とか色々食べ物に未練があった。また合わせて玄米雑穀を主とするマクロビオティック的な食生活にも魅力があり、食生活を変更した。
こうして僕は「セミベジタリアン」になった。

ここで分かった事は「哺乳類を食べない」と言うだけで、日本では著しく食生活が制限される事だ。スーパーやコンビニで買う食品、外食。気を付けないと大体何か含まれている。もちろん人と話をしても、驚かれるし理由までいちいち聞かれる。やはりこの国は著しく多様性の乏しい国だと実感させられた。

体調はどうか?
花粉症も日光アレルギーも治らないが、症状は軽くなった。
最も顕著なのは「お通じ」。出てくるものがふんわりとして量が増えた。ずっと座り仕事が多くそれまでは年に何回も悩んでいた痔にまったくならなくなった。健康診断でも異常値が出る事は無い。素晴らしいじゃないか。

そして50代半ばになった。妻が高血圧で悩んでいる。そこでまた体質改善の為の食生活の改善だ。ただし今度は自分の事では無いが...。
色々調べていくうちに、十数年前よりベジタリアン関係の情報は確実に更新されていた。人口増と食糧問題、地球の環境問題は深刻だ。これは僕の子供や孫、そしてその先の人々の問題だ。「Veganism」(完全菜食主義)について知ってはいたが詳しく研究したのはこの時だ。そしてまた人生を変える事にした。

僕はヴィーガンになった。

これは日本では大変だ。現代の日本食の殆どを拒否する事になる。だが自分で食材を選び調理をすれば問題は無い。幸い食材の入手が簡単なのは良かった。ただし外食は殆ど無理になったが、行かなくなったら別に必要も無いと言う事も良く分かった。
国外に色々出かけて食生活の違いがどうなるかも経験した。国によって色々だが、日本が、これほど価値観の多様性に乏しいと言う事は、さらにはっきりわかった。

体調はどうなったか。僕は60歳に近くなってきたが非常に健康。検診でバイタルの異常が見つかる事は無い。アレルギーが治る事は無いかもしれないが酷くなる事は無くなった。妻はその僕の食生活に影響されて、高血圧は悪化せず若干改善された。個人の健康としてのVeganライフは悪くないようだ。

食べ物が変わると人生観も変わる。
しかし、これを話し出すと非常に長くなるので、今日は僕がVeganになった経緯だけにしておこうと思う。

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