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2017年7月21日金曜日

Hokkaido Touring Day 4: トンネル、トンネル、トンネル

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6時半起床、外は予報通り雨だ。 実は今回のテントでは初めての雨なので少し心配したが、雨漏りも無くちゃんと機能しているようだ。 激安中華テントとは言ってもNatureHike は一応ブランディングしているので大丈夫だろう。
朝食は昨日の残り野菜を入れた塩ラーメン。 雨なので屋根があるバーベキュー場で作って食べた。 その後撤収し8時頃雨具を着て出発した。 昨日までは南下していたが、今日からは北上、つまり、ついに今日から追い風だ! やはり昨日までとは速度のノリが違う。
本日のルートは、昨日よりさらにトンネルが沢山あると聞いたが、実際最長4km、長さ2km程度のトンネルが4個もあった。 トンネル内は水っぽくとても寒く、まるで氷穴の中を走っている様だった。 今回雨具を来て通過したから良かったが、ここを通る時は晴れていても雨具もしくはウィンドブレーカーを着ておいた方が良いだろう。
サイクリングしている時、僕は大体音楽を聴いている。 今回はAmazonで見つけたライト兼スピーカーを持ってきた。 しかし防水を謳っていたのに、今日の雨中走行でいきなり壊れた。 さすが中国製だ。 スイッチが反応せず、ライトが点灯したままになった。 仕方がないのでライトを消すときは蓋を外し、点ける時は蓋を閉める事にした。 しかもスピーカーから音が出なくなり、ただの使いにくく大きく重いライトになってしまった…。
中国製といえば、持ってきたモバイルバッテリもダメだ。 持ち運んでいるソーラーパネルで中々充電できないので、日照が悪いのかと予備の5000mAのバッテリを繋いでみたら充電できた。 10000mAのこの中国製はコンセントからもろくに充電できなくなっている始末だ。 途中で電気屋さんを見つけて、絶対に「日本製」のモバイルバッテリを買い直す…。
途中にフンベの滝という道路沿いに幅50m程連なっている滝があった。 水はとても冷たく顔を洗うと気持ち良かった。 その後自転車用水筒に水を汲んで飲み水にした。 あとで聞いたところ、キタキツネ由来のエキノコックスがいるので生水は飲まない様にと言われたが、既に一口飲んでしまった。 生水は飲むなと小さい頃から言われていたはずなのに...。
※photo from google map
ハート型の形で有名な豊似湖に差し掛かったが、僕が走っている主道から9kmは山中に入らなければならないので、今回は行くのを断念した。
広美のスーパーで食材を買い込んだ。ここで食事を取ろうかどうか迷ったが、もう少し進んでから食べる事にした。しかし、この後町らしい街は無く、結局今晩の宿泊地に着くまで、食べたのは手持ちのバナナだけだった。
今日の宿泊地、晩成温泉の手前に「ナウマン象発掘の地」と言うのがあったので寄ってみた。 残念ながら結構しょぼく、坂を下って登るだけの価値があったかどうか…
4時には晩成温泉に到着した。 ここは500円で入浴すれば、無料でキャンプができる。 芝生の綺麗なサイトだが、海からの吹きっさらしで風が強い。 今日はいつに無く寒いと地元の人が言っていたが、確かに日が落ちるとダウンジャケットを着こむ必要がある程だった。 お風呂では地元の漁師さん、バイクツーリスト、自動車ツーリスト等、色々な人達と長々話し込んだ。
温泉にはコインランドリーがあり、休憩室ではWiFiも繋がるが、携帯の電波は入らない。 とりあえずその休憩室で写真やビデオをMacbookに移した。 今回撮影しながらツーリングをしているが、旅をテーマにしたYouTuber達は、これをどうやって編集して載せているのだろう? 今の所、撮影したものを見返す暇すらない…(この記事を書いているのはなんと3年後...)。
夕飯はスーパーで買った野菜で野菜炒めと、シャケの腹身の醤油漬けを焼いてみた。 しかしアルコールストーブで焼くと、中々火が通らないので、次からはやっぱり煮込む事にしよう。 今日は北海道のお米「ホクレン」を炊いたが、美味しかった! 缶チューハイはまたもや北海道限定のリンゴのほっぺ、夕張メロン、ぶどう。まあジュースみたいなものだ。
調理に使っている燃料アルコールは、だいたい3日で500mlを使用している。 つまり燃料費は一日65円くらい。これは高いのか安いのか? 一ヶ月だと2000円くらいになるが、都市ガスで自炊一人暮らしなら同じくらいか? などと詰まらない事を考えながらご飯を食べた。
そうしているうちに、キャンピングカーで来ている70歳の旅行者がやって来て、色々旅の話をした。 彼は若い頃は登山などでキャンプもやっていたが、今は日本全国をキャンピングカーで回っているとの事だ。 自転車以外の色々なキャンパーと話をするが、面白いのは彼らは自転車旅行は体力がいるから自分には無理と思っている事だ。 だから車やバイクを使うらしいが、ここ北海道で出会った自転車旅行者達は、60歳以上の年配の人が多かった。 実際にやってみれば、そんなに体力はいらない(自分にあった距離を走ればいいだけ)事に気づくと思うのだが…。 人間、何事も知らない事を先入観で決めつけてしまうと、可能性がどんどん狭まり面白くない人生になると言う事が良くわかる。
食事の後片付けしている間にキタキツネがキャンプ場に来た。写真を撮る間も無くいなくなってしまったのは残念。今日も就寝は10時。健康的だ。

襟裳岬から晩成温泉へ 80km

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